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『IT』原作を完読できずに映画を観る

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を観ました。
スティーブン・キング原作の最強のホラー映画です。
1990年にテレビドラマ化されましたが、実は2017年の今年、27年ぶりに映画化された理由があります。
それは映画を観れば分かりますので、ぜひ劇場でご覧ください。
原作本は電話帳のような大きさの上下巻で、あまりのボリュームに完読できないまま本棚のこやしになってしまいました。
ストーリーもすっかり忘れていましたが、映画を観てその怖さを改めて思い出しました。
前の席のおじさんが、「ひぇ~」と何度も声を出すので、怖さを通り越して滑稽でしたが(笑)。
さて、内容はぜひ劇場で観てもらえればと思います。
ホラー映画ですが、同じスティーブン・キング原作の『スタンド・バイ・ミ―』を連想させる、"少年たちの夏"を瑞々しく描いた感性も垣間見えます。
今回は第一章ということで、2019年には続編となる第二章も封切られるようです。
今から楽しみです。

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[ 2017/11/04 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

雨の日はDVDざんまい

仙台はこの三日間ずっと雨です。
今日は台風直撃と重なってしまい、朝から電車は止まったまま。
出社できず、自宅待機になったことをいいことに、この時ばかりとDVDをずっと見て過ごしました。
自宅近くにあったTSUTAYAさんが閉店して一年。
他店へ行くのが面倒なこともあって、DVDを見ないまま過ごしていました。
しかし、見たい映画は溜まる一方。
せっかくの雨の週末です。
重い腰を上げて仙台駅前にあるTSUTAYAさんに出かけてきました。
レンタルしたのは以下の5本。
映画館で見逃していた作品です。

『アデライン100年の恋』
『この世界の片隅に』
『君の名は』
『シンゴジラ』
『超高速参勤交代リターンズ』

高校生が主人公のアニメという設定がそもそも興味なかったので、観ることもないと思っていましたが、これは食わず嫌いでした。
『君の名は』には素直に感動しましたね。
今更ですが、劇場で観ておけばよかったと後悔しきりです。
緻密なストーリーと絵の美しさは言うまでもありませんが、何といっても飛騨を描写した表現。
特に飛騨なまりが懐かしい。
カミさんが飛騨の出身なので、いつも聞いているやさしいイントネーションにぐっときました。
最後は泣けましたね。

次に、収穫は『アデライン100年の恋』。
主演のブレイク・ライヴリーはきれいな女優ですね。
スクリーンで見たかったです。

そして、おススメは『この世界の片隅に』。
これは近年にないメッセージアニメではないでしょうか。
主人公の吹き替えをしたノンの素朴な魅力が溢れていました。

他にも見たいDVDがありますが、次の雨の週末を狙ってTSUTAYAさんへ出撃するとします。

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[ 2017/10/23 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

映画『パーフェクト・レボリューション』を観た

朝から真っ青に晴れ上がった日曜。
子供たちの歓声が賑やかな運動会真っ最中の小学校を横目に、駅へ急ぎます。
目指すは映画館。
毎月1日はファーストデーで1100円なんですね。

リリー・フランキー主演、松本准平監督の『パーフェクト・レボリューション』を観ました。
脳性まひと人格障害を抱える障害者同士の恋を、実話に基づいて描いた作品です。
タブーとされていた障害者の性の問題にまで踏み込んだ内容になっています。
日常の場面で受けている障害者差別に触れながらも、一人の人間として幸せになることを望む、二人の思いがひしひしと伝わってくる映画でした。
リリー・フランキーの、どこか覚めているいつもながらの演技は健在。
そして収穫は、ヒロイン役の清野菜名。
ハイテンションの体当たり演技もなかなかですが、何といってもカワイイ。
いっぺんにファンになりました。

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[ 2017/10/02 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

映画『関ヶ原』原作を読んで映画を観る

原田眞人監督『関ヶ原』を観てきました。
原作は司馬遼太郎。
かれこれ20年前に読んだ作品です。
すっかり忘れていたのですが、細部まで描かれた合戦描写は原作に近いところ。
観ていくくうちに、原作を思い出しました。
関ヶ原の戦いは司馬遼太郎ばかりでなく、これまでも数々の小説や映画、TVで取り上げられています。
今更、映画かぁ…と思わないでもなかったんですが、結論から言って観る価値はありました。
ちょっと出過ぎの感がある役所広司や岡田准一といった配役もなかなかでしたが、収穫は島左近役の平岳大。
平幹二郎の息子さんですね。
いわゆる武将顔というのでしょうか、オヤジさんに顔もそっくりです。
そして、有村架純。
毎日、朝ドラを見ていますが、カワイイし、存在感がありますね。
スケールの大きな合戦シーンを始め、製作費も相当なものだったと思いますが、最後までたるむことなく楽しめました。

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[ 2017/09/12 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

映画『スパイダーマンホームカミング』を観た

久しぶりに夏空を見ました。
気温34度。
ムシ暑く、それでいて青く晴れ上がった東海地方です。

さて、帰省中の楽しみといえば映画。
しかし、今夏はそそる作品はないですねぇ。
…と思いつつ、やっぱり夫婦50才割引きは使いたい。
…ということで、ジョン・ワッツ監督『スパイダーマンホームカミング』を観てきました。
このシリーズ、劇場で観るのは初めてですが、さすがにハリウッド映画。
楽しませてくれましたね。
ストーリーは単純だけど、見せ場はたくさん。
ちょっと音量がデカかったかな。

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[ 2017/08/19 ] 映画 | TB(0) | CM(1)

映画『美女と野獣』を観た

連休後半は自宅に帰省し、関西地方を回る小さな旅と映画を観てきました。
ディズニーの話題作『美女と野獣』ですが、
さすがに連休とあって満席でしたね。
それにしても主演のエマ・ワトソンはキレイな女性になりましたね。
ハリーポッターシリーズで、その美少女ぶりを見ていましたが、いやはや。
さて、映画ですが、映像は文句なしに素晴らしいですね。
ストーリーのテンポが速く、あっという間の2時間でした。
完成度の高さも含めて、一見の価値があると思います。

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[ 2017/05/08 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

映画『LALALAND』を観た

デイミアン・チャゼル監督の話題作『LALALAND』を観ました。
封切2日目でしたが、アカデミー賞有力候補と謳っているだけあって、お客の入りは良かったですね。
さて、ネタバレなしの内容ですが、
映画そのものは、よくあるラブストーリーです。
それを補っても演出が素晴らしい。
そしてミュージカル映画だけあって、圧倒的なダンスと音楽。
ぐいぐいと映画の世界に引き込まれました。
主演のエマ・ストーンの美しさも際立っていました。

もっとも、この映画。
50のオヤジが独りで観るには、まったく場違い。
カミさんと観ることができたら良かったと思います。
…辛いなぁ、単身赴任(笑)。

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[ 2017/03/02 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

映画『沈黙-サイレンス-』を観た

マーティン・スコセッシ監督の話題作『沈黙-サイレンス-』を観ました。
封切日の初回ですが、154席の会場の入りは3割ほど。
三時間近くの長い作品も、あっという間に終わってしまったという感じ。
トイレを我慢することもなく、久し振りに映画の世界に引き込まれました。

この作品は江戸時代初めの長崎が舞台。
幕府のキリスト教弾圧に苦しむ切支丹と宣教師の物語です。
原作は遠藤周作の同名小説。
40年以上前の高校生の頃に読みましたが、内容はすっかり忘れていました。
改めて映画を観てみると、胸に迫るものがありましたね。
当時の日本がキリスト教を邪宗と決めつけ、なぜそこまで排除しようとしたのか考えさせるものがありました。
ハリウッドデビューとなった隠れ切支丹キチジローを演じた窪塚洋介の演技も素晴らしく、若手女優の小松菜奈もよかっですね。
久し振りに見ごたえのある作品でした。

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[ 2017/01/24 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

『海賊とよばれた男』原作を読んで映画を観る

大晦日、カミさんと視た映画です。
夫婦50才割引なんで、一人1100円で観ることができるんですよ。

原作は百田尚樹著『海賊とよばれた男』。
さすがにCGを操る山崎貴監督作品らしく、細部までこだわる緻密さとスケールです。
キャストやスタッフも『永遠の0』チームということで、スケールはお墨付きですね。

原作を読んだ2012年の感想を読み返すと、
~物語の主人公は日本の石油王と呼ばれた出光興産創業者の出光佐三氏。
裸一貫から日本を代表する企業である出光グループを作り上げるサクセスストーリーだが、その波乱万丈の“熱い”物語に、血肉が踊るほどの感動を味わうことができた。
人を信じるがゆえに、馘首をしない、出勤簿なし、定年制無し…という破天荒な社風は、社員を家族の一員として信頼していく佐三氏(作品内では国岡鐵三)の信念に、武士道を漂わせた明治男の頑なな正義が見える。
こうした社風は平成にまで受け継がれ、出光興産は唯一の民族系石油会社として存続をしてきている~
…と書いていますが、感動的に読了したことを思い出します。
映画も原作の世界を忠実に再現してくれてうれしかったです。

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[ 2017/01/03 ] 映画 | TB(0) | CM(2)

『聖の青春』原作を読んで映画を観る

森義隆監督作品。
1998年に29歳の若さで亡くなったプロ棋士・村山聖(さとし)の生涯を描いた大崎善生による同名のノンフィクション小説の映画化です。
2000年に上梓されたこの小説を読んで強く印象に残っていましたが、16年の時を経て映画化されたと聞いて早速観てきました。
村山聖を演じたのは松山ケンイチ。
村山に似せるために体重をかなり増やした体当たり演技で、生前の村山の癖をまねるなど雰囲気もそのままだったようです。
そして、村山の終生のライバルになった羽生善治は東出昌大が演じていますが、こちらもなかなか似合っていました。
久し振りの映画でしたが、笑いや涙もあって素直に楽しめました。

ところで、原作の『聖の青春』(大崎善生著)ですが、2000年4月に読書評を書いていますので貼っておきます。

■『聖の青春』 大崎善生(ノンフィクション/講談社) ☆☆☆☆★ 4/30読了
ちょっと泣けてしまった。将棋に多少でも興味のある人だったら、関西の天才棋士・村山聖(さとし)の名は聞いたことがあるはず。この本は29才で癌のため亡くなった村山氏の素顔をあますことなく描いている。
実は僕も将棋が好きで、村山氏の強さを驚きをもって見ていた。東の天才・羽生に勝てるのは村山しかいないと言われたほどの逸材で、頂点に最も近い男であった。しかし、それを目前にしながら平成10年、氏はついに帰らぬ人となった。幼い頃からネフローゼという不治の病に侵され、入退院を繰り返し高熱と体調の悪さと闘いながらも対局に挑む姿は、あまりにも壮絶であり、真摯で崇高でもある。
将棋という勝負の世界に棲む“魔物”はこれほどまでに人の心を支配するものなのか。人生を太く短く駆け抜けたひとりの棋士の生き方は、読む側に壮絶なまでの美しさと感動を与えることだろう。
余談であるが向かうところ敵なしと言われたアマチュアの無頼漢棋士を描いた『真剣師・小池重明』(団鬼六)もオススメである。

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[ 2016/12/04 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

横山秀夫著『64(ロクヨン)』原作を読んで映画を観る

2012年に上梓され、ずっと気になっていた作品だが、文庫化されるまで読むのを待っていた。
上巻を読み始めてすぐ映画『64前編』が始まり、とうとう我慢できずに映画館へ。
瀬々敬久監督の映画も前編後編の2本立てということで、前編を観た感想は、まったく頭に入ってこないストーリーと登場人物の多さに辟易。
改めて原作を読む必要性を感じることになりました。

映画の後編は6月11日に封切されるということで、それまでの二週間、文庫本が出張の友となった。

そして読了した翌日、それに合わせるかのように封切日を待って映画の後編へ。
ほぼ原作に忠実ながら、ラストには原作にないエピソードが付け足され、ちょっと不完全燃焼。
前編は主人公のセリフも含め、原作通りだったたげに、これはちょっと…という感じでした。

三上広報官役の主演の佐藤浩市は好印象。
彼はこれまで脇役が多かったと思うが、主演も十分行けますね。
そして、脇を固めるキャストたち。
捜査一課長役の三浦友和を始め、何といっても誘拐事件の父親役の長瀬正敏の演技が素晴らしかった。

警察小説としても原作の素晴らしさは一級品だが、前編後編の長編となった映画もなかなかでした。


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[ 2016/06/12 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

『エヴェレスト神々の山巓』を観た

平山秀幸監督『神々の山巓』を観ました。
夢枕獏が1997年に上梓したの同名小説の映画化です。

原作については発行と同時に読んで、その書評を『山と渓谷』2002年11月号の特集『山の名著に親しむ』に書かせていただきました。
映画は原作を超えることができないというけど、登場人物始め、原作の内容を曲げられてしまうと、正直辛いものがありますね。

しかし、クライミングの描写である、谷川岳一ノ倉沢滝沢第3スラブ、穂高岳屏風岩のシーンは迫力があってなかなかでした。

山登りに夢中になっていた頃、屏風岩には何度か登ったことがあります。
登攀中に見下ろすと、横尾谷を流れる梓川の支流が眼下に小さく細く見えますが、映画では町や民家がたくさん写っていた。
おそらく人里に近い伊豆か関東あたりの岩場で撮影したものと思いますが、屏風を登攀したことがあるクライマーならすぐに見破れるシーンだったので、少々興ざめでしたね。
逆に評価したい点としては、登山の軽量化を図るために、鉛筆を半分に折ったり、ノートの表紙を剥がしたり、トイレットペーパーの芯を外したりするシーンですね。これは私も登山準備で同様なことをしていたので、山を知っている人しか描けないと思います。
また、主人公の羽生丈二がクライミング中に被っているヘルメットについても、時代の経過とともに、1970年代(ミレー)、80年代(ガリピエール)、90年代(?)に流行したメーカーの人気ブランドに変わっていくことも感心しました。
こうした細かい描写は、山屋が監修していなくてはできないこだわりだと思いました。

いずれにしても、山岳映画は久しぶりなので、何もこだわらずに観れば、それなりの出来になっていたと評価したいと思います。

それと、改めて思いましたが、阿部寛は絵になる役者ですね。


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[ 2016/03/19 ] 映画 | TB(0) | CM(2)

原田眞人監督作品『日本のいちばん長い日』を観た

あたかも8月15日の終戦記念日に観ました。

気になっていた映画ですが、これまでよく知らなかった終戦の舞台裏を曲がりなりにも理解できたことが収穫でした。
いかに戦時下とはいえ、広島、長崎に原爆が投下され、ソ連が宣戦布告してきてもなお、一億総玉砕を叫ぶ軍部の姿は"戦争の狂気"ならではと思います。
軍部の狂騒と国民感情の大きな乖離が、8月15日に集約されていたのではないかと感じました。
結果的には真夏の世の夢に終わってしまったクーデターですが、こうした事実を知らずに育った戦後生まれの我々にとって、大きな犠牲を払って今の世があることを知っておくべきではないかと思います。

阿南陸軍大臣を演じた役所広司の演技はもちろんですが、昭和天皇役の本木雅弘の円熟味を増した演技に感服しました。
もう一つ、東条英機を演じた中嶋しゅうという俳優、あまりのそっくりさに驚きました。


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[ 2015/08/19 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

河瀨直美監督作品 『あん』を観た

久しぶりの有休を取って、映画を観た。
わずか58席の小さな劇場ですが、平日だというのに満席でした。

『あん』は樹木希林、永瀬正敏主演、監督は河瀨直美。
どら焼き屋を舞台に、元ハンセン病患者の老女が尊厳を失わず生きようとするひたむきな姿を描くストーリー。
大御所、樹木希林の演技は素晴らしいを通り越して、もはや神業的な凄味が加わっていた。
更に、永瀬正敏の演技も光る。

ハンセン病という、かつてはタブー視されていた病の業の深さと、いまだに存在する差別社会の現実。

社会派監督、河瀨直美が描く世界が強烈なメッセージを与えてくれました。

この夏、おススメの映画です。


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[ 2015/07/21 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

『舞妓はレディ』と『柘榴阪の仇討』を観た

この秋の気になっていた映画、『舞妓はレディ』と『柘榴坂の仇討』を観てきました。

『舞妓はレディ』は久しぶりの周防正行監督作品。
何といっても、オーディションで選ばれたヒロイン役の上白石萌音が良かったですね。
最初は大丈夫かな、と思っていた野暮ったさが、物語が進んでいくうちにどんどん落ち着いた奇麗な大人の女性に変わっていきます。
そのうえ、歌と踊りもうまいです。
何か光るものをもった女性ですね。
まだ16才、これからの成長が楽しみです。

周防組の作品らしく、キャストも草刈民代、渡辺えり、竹中直人のレギュラー陣をはじめ、長谷川博己、富司純子、田畑智子の演技もさすが。
びっくりしたのは富司純子。歌もうまいし、踊りも素晴らしい。
ミュージカル要素が強い作品ですが、十分楽しませて貰いました。

また、セットは京都の祇園か先斗町の雰囲気を模して撮影をしたかと思いますが、セットの中に仁丹の町名看板が2枚見えていたのが気になりました。
肝心の町名は目を凝らしてもボケていて見えませんでしたが…。

2007年に公開された水田伸生 監督『舞妓Haaaan!!!』もそれなりに面白かったですが、知られざる京都の花街の伝統や舞妓の世界を描いた作品としては評価できると思います。☆☆☆☆★


続いて、若松節朗監督作品『柘榴阪の仇討』です。
原作は浅田次郎の短編集『五郎治殿御始末』に収められている一編。
2003年に原作を読んでいますが。内容はまったく覚えていません(苦笑)。

キャストは中井貴一と阿部寛。
役所広司もそうですが、阿部寛はさすがに人気俳優だけあって、引っ張りだこですね。
それと、中井貴一は武士の役がほんとうによく似合う。
チョンマゲ姿が似合う数少ない俳優だと思います。

物語は桜田門外の変から始まりますが、明治に時代が変わっても武士の心を失わずに生きていく主人公の気迫に感動です。
最後の結末はなんとなく予想ができましたが、返ってそれが良かったかと思います。☆☆☆☆★


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[ 2014/10/06 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

「超高速! 参勤交代」を観た

ブログを更新してから、あっという間に一週間が過ぎました。
その間に病院に行ったり、日帰り出張したり、バタバタしていました。

ブログネタはたくさんあるんですが、まずは映画の話題を。
木本克英監督『超高速! 参勤交代』。
封切日の翌日に観ましたが、劇場は満員状態です。
久しぶりに大入りを実感しました。

とにかく笑える内容ですが、最近の時代劇は暗い刃傷モノや仇討モノが多いだけに、こうした喜劇もたまにはいい。
キャストも佐々木蔵之助、伊原剛志、陣内孝則など演技上手揃いでなかなかですが、何といっても深田恭子でしょうか。
演技はともかく、日本を代表する美人女優だと思いますが、この映画では彼女の美しさが際立ってました。
まぁ、御贔屓の彼女を観ただけでも、チケットを買った甲斐がありましたね。☆☆☆★★


さて、忙しい、忙しいとバタバタしながらも、先週は3本のDVDも観ました。
今更ですが、1本目は『風立ちぬ』(宮崎駿監督)。
ゼロ戦設計者の堀越二郎と、堀辰雄の同名小説『風立ちぬ』をごっちゃにしたストーリーですが、大正末期から昭和初期の風景や風俗を綿密に描いているのはさすがに宮崎アニメ。
ホロリとくる内容に、高校時代、夢中で読んだ堀辰雄の作品世界を思い出しました。☆☆☆☆☆

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2本目は『武士の献立』(朝原雄三監督)。
森田芳光監督の遺作となった『武士の家計簿』(2010年)に続く、ヒューマン時代劇。
これも文句なしに面白かったけど、主人公の上戸彩がけなげで可愛い。
彼女に益々好感が持てました。☆☆☆☆★

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3本目は『風が強く吹いている』(大森寿美男監督 2009年)。
三浦しをんの同名小説の映画化。
この小説を読み終えた後、映画化されていたことを知り、レンタルしました。
箱根駅伝を目指す弱小大学陸上部の話ですが、小説に忠実で、駅伝のクライマックスもうまく描けていたと思います。
三浦しをん作品はさすがに人気作家だけあって、次々と映画化されてますが、『まほろ駅前多田便利軒』や『舟を編む』にしかり、どれも話題作になっているみたいです。☆☆☆★★

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「アナと雪の女王」と「ノア約束の舟」を観た

このところ病気ネタが続いたので、閑話休題を…。

検査入院が終わってカミさんが帰るまでの数日、この時とばかりに映画を観ました。
夫婦50才割引ですね。
「アナと雪の女王」は3Dで観たけど、メガネの上に3Dメガネをかけると、とにかく鼻と目が疲れます。
それに、せっかくの明るくてきれいな映像が全体的に暗く見えるから、2Dのほうがよかったと今更ながら思います。
しかし、それを差し置いても内容は素晴らしいですね。
下馬票どおりです。
映像の美しさと、アニメと思えないくらいの計算された緻密な動きに改めて感心しました。
それに、劇中の歌もいいですね。
松たか子は吹き替えもいいし、歌もうまいね。
収穫は松田沙也加。
親の七光りかと思っていたけど、歌はたしかにうまい。
忘れたころにもう一度観たい映画です。
☆☆☆☆☆

続いて翌日に観た「ノア約束の舟」(ダーレン・アロノフスキー監督 米)。
アカデミー賞作品の「ブラックスワン」を作り、更にオスカー俳優のラッセル・クロウが主演となれば、話題作に決まっているし、観なけりゃいけない作品と勝手に思っていました。
しかし、確かにスケールの大きさを感じるものの、なんだか俗っぽくて、旧約聖書の創世記の時代を感じ取れなかった。
だいたい、着ている衣服も現代風。
そのままバックパッカーが荒野を歩いているみたい。
これだけで興ざめである。
ストーリーも陳腐で、スケールと迫力を感じなかった。
カミさんは良かったと言っていたけど…。
☆☆★★★

さて、入院の合間を縫って、このひと月で「神去りなあなあ日常」「テルマエ・ロマエⅡ」「アナと雪の女王」「ノア約束の舟」の4本を観たけど、軍配は「アナ…」に上がりますね。
まぁ、自分的にはですが。
[ 2014/06/20 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

三浦しをん著 『神去なあなあ日常』 原作を読んで映画を観る

このところのお気に入りが三浦しをん。
『神去なあなあ日常』と『月間商事株式会社社史編纂室』を立て続けに読んだ。
どちらもハイテンポなのだが、文体がまったく違う。
まさに三浦ワールド。
『神去なあなあ日常』は斜陽産業ともいうべきすたれ行く林業をテーマに、
そこに住まう人々の暮らしと山での日常を、どこにでもいる都会の若者の目から見た物語だ。
それが何とも爽やかで、明るい。
読了感も、心を元気にしてくれる内容である。

さて、この小説が映画化されたので、観ないわけにはいかない!ということで、
暇な週末、一人で劇場へ足を運んできました。

映画は『ウォーターボーイズ』や『スゥイングガールズ』の矢口史靖監督作品。
主人公の平野勇気役は最近メディアによく出ている染谷将太。
原作でも魅力的な脇役で出てくるヨキ役に伊藤英明。直紀役には長澤まさみ。
ロケは三重県津市の旧美杉村で撮影されたようだが、あの辺りは昔、山登りで何度も訪ねたことがあるので、映像化された集落や山の風景がずいぶん懐かしく感じた。

また、三重県独特の関西なまりも心地よく、ヨキの妻役の優香や長澤まさみも化粧っ気のない魅力的な村の女性を演じていた。
ともあれ、久しぶりに爽やかな小説に触れ、それを満足のいくレベルまで再現した、明るい映像に満足できた。
原作と映画、どちらもこの初夏の収穫です。

神去なあなあ日常 (徳間文庫)神去なあなあ日常 (徳間文庫)
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[ 2014/05/24 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

原作を読み、映画を楽しむ、『永遠の0』

百田尚樹著『永遠の0』は、原作を読んだ2年前から映画化を待ちわびていた作品。
仙台から帰省し、カミさんと観に行ける大晦日まで待って、ようやく映画館に足を運んだ。

内容はほぼ原作通りで合格点。
岡田准一、井上真央他の配役も悪くない。
零戦の空中戦や空母への突撃シーンなど、CGを駆使した映像が迫力満点で良かったと思う。

難を言えば、主人公の宮部久蔵(岡田准一)が登場する回想シーンよりも、
孫の佐伯健太郎(三浦春馬)が出てくる現代シーンが多く、バランスに対して不満が残った。

ともあれ、あれほどの原作を映画化した山崎監督に、感謝の意を込めて拍手を送りたい。

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[ 2013/12/31 ] 映画 | TB(0) | CM(0)

『清州会議』 原作を読んで、映画を観る

三谷幸喜の話題の作品、『清州会議』を"読んで"、"観た"。
結論から言えば、どっちも楽しめました。

原作者と脚本・監督が同じなので、まぁ当たり前なんだけど、
文字の世界をどこまで映像で表現できるか…という観点でみれば、
この作品の及第点はかなり高いんじゃないでしょうか。

また、原作では現代語訳の口語体になっている文章も、
映画では名古屋弁丸出しの表現もあって、更に好感が持てました。

清州は名古屋と目と鼻の町。
遠く離れた仙台にいて、生まれ故郷の名古屋が妙に懐かしく感じました。

清須会議 (幻冬舎文庫)清須会議 (幻冬舎文庫)
(2013/07/26)
三谷 幸喜

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[ 2013/12/15 ] 映画 | TB(0) | CM(0)