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"岩場に金具"に思う

最近のニュースで気になっているのが、名勝や天然記念物になっている各地の岩場で、ロッククライミング用に打ち込まれたとみられる金具が相次ぎ見つかっている…という話題。
岐阜県鬼岩、長野県天竜峡、山梨県昇仙峡、白山百万貫、福井県東尋坊、愛知県乳岩…どんどん拡散して枚挙にいとまがない。

今さらですが、これらの岩場を取り巻くエリアは1980年代初めからフリークライミングやボルダリングのトレーニング場として地元のクライマーたちから開拓され、次々にルートが作られたものです。
クライミングのスポットとして山岳雑誌にも取り上げられています。
ただし、雑誌の内容には常識的なけん制もあり、例えば鬼岩にある特定の巨岩については、天然記念物なので登るのは×という記述があったと思います。

当時はアメリカから入った技術をもって、岩場を傷つけずにハーケン等の道具を極力使わない"クリーンクライミング"という思想が広がりました。
その時代のクライマーたちは、花崗岩で出来た岩場や巨岩を求めて全国に散っていったわけです。
その頃に開拓した岩場が今回話題になっている場所です。
ボルトと呼ぶ金具は、カラビナを通してロープを結ぶ確保用のもので、岩場に穴をあけて打ち込みます。
おそらく日本中の岩場や巨岩、大滝にこの金具が打ち込まれていることでしょう。
私がクライミングをやっていた頃、岩場の掃除と称して、古くなったポルトの撤去作業をやったこともあります。

それにしても、なんで今さら…と思いますが、天然記念物だから、名勝だからというだけでは割り切れません。
岩を傷つける、クライミング用のボルトを打ち込まなければ登っていいのか?
では、ナッツやフレンズとっいった足跡を残さない道具を使って登るのはOKか?
そもそも、名勝地だから登ってはいけないのか?
…というのもちょっと違う気がします。


…クライミングに夢中になっていた頃の自分もそうでしたが、"そそる岩場"があれば、クライマー心理としてぜひ登ってみたいと思うのは理解できますね。

愛知県の豊田市にある岩場に、祠が設置された神聖な場所があり、クライマーの暗黙の了解として、その岩場だけは登ってはいけないという不文律がありました。
数年前に落差133㍍ある那智の滝(世界遺産、ご神体)を登ったクライマー3名が逮捕されていますが、このニュースを見て一方で凄いチャレンジだと思いつつ、決して外れてはいけない守るべきものを感じました。

常識的には私有地や、天然記念物、名勝となっている岩場でのクライミングは避けるべきと思います。
当たり前ですが、法律や条例で禁止された特定の場所でのクライミングは×ですね。
良識をもって行動することが、クライミングを愛する人々の当たり前の指針といえるでしょう。

画像は岩場を登る、かつての私です(2005年頃)。
ちなみに、岩場に設置して取り外しができるカムという道具を使っています。


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[ 2016/07/03 ] 登山/自転車 | TB(0) | CM(0)

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