今月いっぱいで定年退職する人(Aさんとでもいっておこう)の送別会に出席した。
Aさんは違う部署の人だし、一緒に仕事もやっていないが、20数年間にわたってお互いに顔は見ていたし、話もしていた。
今日、飲みながら話をしたら、なんと、Aさんと飲むのは初めてであるということに気づいた。
楽しい話で盛り上がったが、こんなんだったら、もっと早く飲む機会があったらと、改めて感じた。
“ノミニュケーション”という造語があるが、サラリーマンなら分かるだろう。
こしゃくで小市民的だが、飲むことによって、社内の人脈が広がることは当たり前の世界でもある。
Aさんは、これから毎日のように送別会が続くのだという。
会社生活の最期を締めるに当たって、こうしていろんな人が送り出してくれる、ということを心底うれしそうに語っていた。
人徳と片付けてしまえばそれまでだが、されど人徳。自分が定年を迎えるときは、Aさんのように送り出してもらえるだろうか。
一人寂しく去ることになるかもしれない。
人徳なんて…といいながらも、くやしいけれど、やはり皆に送り出される最期がいいだろうなぁ。
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