2017 07123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 09

村上龍著 『55歳からのハローライフ』

村上龍の『55歳からのハローライフ』(幻冬舎文庫)を読んだのは3か月前だけど、今年になってNHKでドラマ化されることになり、6月14日から始まった毎週土曜日の放映をワクワクしながら観ていた。

原作は以下の5話で構成されている。

1.結婚相談所
2.空を飛ぶ夢をもう一度
3.キャンピングカー
4.ペットロス
5.トラベルヘルパー

ドラマは順番は違えど、演技派の役者揃いで楽しめた内容。
何より、原作に忠実に描かれていたのが評価できる。
中でも、昨日7月12日放映の「空を飛ぶ夢をもう一度」は、東京山谷のホームレスというディープなロケなので、映像化は難しいだろうな…と思っていましたが、イッセー尾形や火野正平の熱演で、小説を超えるようなインパクトがありました。

小説のあとがきで、村上龍は、
"主人公たちは、人生の折り返し点を過ぎて、何とか再出発を果たそうとする中高年である。体力も弱って来て、経済的にも万全ではなく、そして折に触れて老いを意識せざるを得ない。そういった人々は、この生きづらい時代をどうやってサバイバルすればいいのか?"
その問いが作品の核だった。
…と書いている。

この作品に思いを込めた作者・村上龍の意図は、55歳という老後を意識するとば口に立った人々が、様々な環境の中でこれからの自分の生き方を見つめ直すことへの応援歌にあるようだ。
主人公のスタイルも、お金に困って老後が不安な人や、60歳を過ぎても一人身のその日暮らし、熟年離婚した主婦、早期退職して自分の夢を追うも妻との考え方の乖離に悩む人等、様々なパターンを取り上げている。

かく言う僕も55歳。
思い描くこれからの人生は漠としたものしかなく、カミさんと老後の設計を話し合っているわけでもない。
残り数年に迫った定年と、それからのハローライフを考えてみたくなった。

55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫)55歳からのハローライフ (幻冬舎文庫)
(2014/04/10)
村上 龍

商品詳細を見る
関連記事
スポンサーサイト
[ 2014/07/13 ] 読書 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tsuchinoko2006.blog70.fc2.com/tb.php/810-cc643f03