原発性アルドステロン症 発症から確定まで

原発性アルドステロン症の発症から確定までを振り返ってみたいと思います。
この病気を疑う方にとって、何かの参考にしていただけると幸いです。


【2007年 48才】
自分にとって2007年は、これまでのいたって健康だった身体が変化した年になりました。
まず、7月に突発性難聴を発症。これは早期の治療が功を奏して、後遺症なしで完治しました。
また、8月には亜急性甲状腺炎になり、再発を含めて3ケ月かかって完治。
血圧はおおむね上が130台、下が80台でしたが、時に140を超える数値もありました。

【2008年 49才】
夏ごろから朝の血圧が上135~150、下が90~100ぐらいの状態がずっと続いていました。逆に夜は上が110~120台とふつうでした。
生活習慣を自分なりに変えようと思い、毎日のウォーキングに精を出してみたりもしましたが、体重はなかなか落ちない。その上、相変わらず出張や酒席が多く、仕事のストレスは溜まるばかりで、毎日がへとへと状態でした。
近所の内科で相談すると、早朝高血圧の可能性があり、160を常時超えるようになったら降圧剤を飲んだほうがよいと言われました。
冬が近づくと、朝の血圧が150を超える日も多くなり、ついに11月より降圧剤開始となりました。

最初に処方された降圧剤がARB剤のプロブレス4mg1錠。これでは効かずにすぐに8mgに増量。
1ケ月間様子を見ましたが降圧効果がなく、カルシウム拮抗剤のアムロピジン5mgに変更しました。
朝1錠飲むだけでこのクスリの効果は抜群で、順調に血圧が下がっていきました。

【2009年 50才】
血圧は120-70台で安定した状態でしたが、6月くらいから歯ぐきが腫れたり、出血したりという副作用が出てきました。
また、左足の甲が浮腫み、靴が履きづらいこともありました。
やむなくクスリをARB剤に変えましたが、都合2種類(ディオパン、オルメティック)を試して、量を増やしても効かない状態。またACE阻害薬も試してみましたが、頻脈の副作用が出てこれもアウト。
結局、ARB剤のプロブレス8mgに利尿剤のフルイトランを合わせて飲むことになりました。
結果的にはこの組み合わせはよかったようで、血圧も130台で安定しました。
しかし、利尿作用がきつく、午前中は何度もトイレにいく状態になってしまいました。

【2010年 51才】
2月に人生初の腰痛を経験。坐骨神経痛も併発し、約2か月の投薬治療とリハビリ、更に鍼、整体で完治。
6月に腰痛が再発。また頸の痛みも出てきて、整形外科へリハビリに通う日々が始まりました。
7月に受けた血液検査で血糖値と尿酸値が上昇していることを指摘され、主治医と相談して利尿剤(フルイトラン)を中止することにしました。
ARBのブロプレス錠を最大量の12mgまで処方しましたが、降圧効果は2ケ月しか続かず、夕方になると血圧が160台まで上昇、首を絞められるようないやな肩こりと体のだるさが出てきました。
9月、クスリを変更。プロブレスはそのまま続行で、利尿剤をセララ錠に変更しました。 セララの利尿作用はそれほど強くはなく、午前中のトイレの回数も減りましたが、副作用として高カリウム血症の可能性があり、主治医からはバナナを一日2本以上食べないで(笑)…とも言われました。
結局、副作用もなく、クスリの効果も現れ始め、朝の血圧も130-80くらいで安定してきました。

【2011~2012年 52-53才】
プロブレスとセララの組み合わせにより、2013年2月までの約2年半は血圧が安定しました。
今になって思うと、セララ錠は原発性アルドステロン症の治療にも効果があり、副腎からのアルドステロンの分泌を抑制し、低カリウム血症を予防する効果があったようです。
おそらくこの段階ですでに自分の高血圧疾患がアルドステロン症だったのではないかと思っています。
ただし、血圧は安定していましたが、断続的な腕のしびれ、繰り返す腰痛と頸痛、両脚のむくみはまったく治る気配がありませんでした。
脚のむくみについては、夕方になると靴を履くのも苦労するくらいで、足首には靴下の痕がしっかりと残り、くるぶしは象の足のようになっていました。

【2013年 54才】
2月くらいから血圧が上140-145、下90-95くらいに上昇。普段から10mmHgほど上がった状態が継続し始めました。
右腕のしびれと頸痛もひどくなり、毎日のように整形外科のリハビリに通っていました。
また、降圧効果があるということで、生の玉ねぎを毎日1/2個食べることも半年続けましたが、まったく効果がありませんでした。体重を減らしたり、減塩もしてみましたが同様でした。
3月に仙台へ単身赴任。生活環境が一変したことで、血圧も上150~160、下100くらいに更に上昇し始めました。
自宅近くの内科医院で診ていただき、セララとプロブレスにもう一種類、カルシウム拮抗剤のラジレスを追加し、都合3種類のクスリを飲みましたが、まったく効果がなく、血圧が不安定な状態が続くようになりました。
また、筋肉痛や肩こりもひどくなり、毎日のウォーキング後は自宅でぐた~となってしまい、クルマの運転も肩こりから目がチカチカし、長く続きません。
血圧は高い時で上が198を記録し、24時間血圧測定をした結果は、就寝時でも150を下回っていない状態でした。
内科医院の先生は、この段階で僕の高血圧が二次性高血圧の疑いがあると考え、大学病院を紹介してくれることになりました。
11月に初めて、大学病院の腎・高血圧・内分泌科を受診しました。
血液検査で低カリウムと、アルドステロンの異常分泌が認められ、2014年にかけて、これ以後半年にわたる精密検査となったわけです。

【2014年 55才】
それまで飲んでいた降圧剤の中でセララを止めると、動悸、しびれ、筋肉痛、腰痛、頻尿、多尿などの低カリウムの症状がてきめんに出てきました。
対処法としてカリウム製剤(スローケー、グルコンサンK)の処方を行い、カリウム値を上げましたが、症状の変化はありませんでした。
また、降圧剤はカルシウム拮抗剤を中心に2種類(アダラート、カルブロック)飲み始め、とりあえずこれで血圧は安定しました。
この段階で主治医からは原発性アルドステロン症の疑いがあると言われました。
安静採血と尿検査を毎月実施し、それ以後はブログに書いた通り、6月の検査入院で左副腎の腫瘍と病気の確定、9月の手術となっていきました。


以上、思い出しながら書いてみましたが、僕の高血圧は発症から6年間にわたりクスリを変えたり、量を増やしたりの対処法で血圧を下げてきました。
しかし、二次性高血圧の原発性アルドステロン症は対処法では効果がありませんでした。
おそらく、高血圧を発症した6年前から副腎に腫瘍が形成され、悪さをし始めたのではないかと思います。
今回、仙台に赴任したことでこの病気が分かり、僕の二次性高血圧を疑った内科医院の先生はじめ、親身に治療をしてくださっている大学病院の主治医のM先生、カミさんや家族、職場の方たちのおかげでここまでこれたと思っています。

本態性高血圧を疑わず、血圧が高いまま大量のクスリを飲み続け、半ばあきらめて悶々とした日々を過ごしていたかもしれない自分は、遅かれ早かれ、心臓や脳の疾患で倒れていたかもしれません。
今回のケースは自分にとって青天の霹靂、生まれ変わったような気分です。
片側副腎になりましたが、新しい身体を再度授かったと思って、これからの人生を過ごしていきたいと思います。


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※撮影/Canon EOS60D EF50mm F1.8Ⅱ



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